【活元運動】ってなに?に答えて

2018年10月09日
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【活元運動】ってなに?
という質問をいただいたので

これを書きました。

ここ(ブログ)に載せるのは
他の方にも、活元運動のことを
知っていただきたいからです。

 

・・・・・・

【活元運動】という名前は
整体の野口晴哉先生の名付けたものですが
からだでする運動です。

同じことを【自働運動】と
呼んでいる人もいます。

こちらの方が、わからないながらも
文字から何かが伝わってきますね。

一般的に【運動】とか【体操】というものは
型があったり、

ラジオ体操のように、
号令に合わせてみんな同じ動作をする
というものが多いですね。

それに対し、この【活元運動】は型が無いのです。

 

人間一人ひとり違うように
みんな、からだの「片寄り疲労」も
一人ひとり違います。

「疲れた~」と感じる時
全身がまんべんなく疲れているということはなく

片寄り疲労がどこかにある、のです。

それを、その時のその人に必要な運動を引き出すことで
解消していく

それが活元運動なのです。

 

外から命令されてとか、人の真似をしてとかでなく
本人の動きとして
自然に出てくる運動。

ちょっと聞きなれない言葉ですが
「錐体外路系運動(すいたいがいろけいうんどう)」
という分類に入るのだそうです。

あくびとか、くしゃみとか、
睡眠中の寝返りなどのように
意識せずに行なう運動を指す言葉なのですが、、、

意識しない運動なら
それを、どうやって引き出すのだろう?と
疑問が湧きますよね。

 

まず「型がない」と言いましたが
引き出すための準備運動があり
「準備運動」は「型」があります。

短い3つの準備運動
運動というよりは

「準備動作」と言った方がいいかな?

それをすると「活元運動」が出やすくなります。

活元運動が出る人と一緒にやると
なんとなく、運動が引き出される
という効果もあります。

まあ、こういうことを聞いても
具体的に、どんなものなのか
さっぱりわからないですよね。

以下は、私の体験です。

 

・・・・・・

野口晴哉・整体入門という本に
20代半ばの頃、出会いました。

この本の中に
活元運動(かつげんうんどう)というものが
出てきます。

私は、2人目の妊娠前で
「活元運動でからだを整えておくと
つわりが軽かったり
お産が楽だったりする」
というところに魅力を感じて

どんなものかな、知りたい、体験したい!
と思い、すぐに活元運動をできるところを
探しました。

そして、二人目を妊娠するまでに
身に付けよう、と
即、実行しました。

 

【整体協会】に問い合わせて
自分の家から一番近い
「活元会」の会場に行ったのでした。

初めての場所
どんなことをするのかわからない。
知っている人は一人もいない。

そんな状況でしたが

思い切って行きました。

3つの準備動作を、みんなと一緒に
言われるとおりに、行ないました。

後は「ただ、ポカンとして
自然に運動が出てくるのを待つ」

と言われて、その通りに。

モーツアルトの曲が静かに流れはじめました。

準備動作以降は、基本的に
目をつぶって行います。

 

でも、薄目でそっと周りの人を見てみると、、、、

静座の姿勢で、
からだが左右に揺れている人
上半身ぐるぐると回っている人
手をぶらぶらと振っている人など

いろいろでした。

私が、初めて参加して
戸惑っていることが分かったのでしょう。

指導者の先生が、
そっと後ろから
後頭部のあたりに手を当てるというか
触れないくらいに近づけました。

すると、今までごちゃごちゃしていた頭の中が
スーっとすっきりしました。

それは、砂鉄に磁石を近づけると
スーッと、砂鉄の向きが変わる
そんな感じでした。

 

とても繊細な
無視してしまえば無視できるくらいの
かすかなものだったのですが。

これは「氣」というものを
初めて感じた瞬間でもありました。

 

「氣」という言葉は
日本語では日常的に使っていますね。

「元気」とか「陽気」とか「陰気」とか
「嫌気がさす」とか
「気に障る」とか
「気が合う」「気が合わない」等など、、、

「気」の付く言葉はいっぱいありますが
人と人、いや、生き物同士の間でかんじられる「氣」

心で感じるともいえるし
からだで、それこそ「気配」で感じるものでもありますね。

 

東洋医学(漢方)では
氣の滞りが病気であり、
氣の巡りを良くすることが養生法として
体系化されています。

鍼やお灸で「ツボ」を刺激するというのも
氣の流れを良くするためですね。

そのような、特別なものを使わなくても
氣を整えることができる方法が整体にあります。

 

「氣」と「活元運動」は関係があるのですが、今は
「運動」の方に話を戻しますね。

「その人に必要な運動が出て、
からだの片寄り疲労をとる」
のが【活元運動】なのだと、
なんとなく頭に入れておいてください。

 

私の体験に話を戻すと、

先生の誘導と感じないくらい位の誘導で
私は初めて活元運動的に動き始めました。

終わってからのお話で
「活元運動は、
自転車に乗ることや
水泳と同じに
からだで、文字通り身に着けるものです。

自転車に乗れるようになってしまえば
いつでも、自転車に乗れるように

活元も一時練習して身に着けてしまえば
一生、必要な時には出てきます。」

と先生はおっしゃいました。

 

その時からしばらくの間私は
1歳児の長男がお昼寝をすると
カーテンを引き

3つの準備運動から始めて、
できる時は毎日
活元運動らしきものをしました。

後に、
これが役に立った話はまた別の機会にしますね。

 

この【活元運動】ですが
ほとんど知られていません。

また、体験できるところが
限られています。

たとえば
ヨガを体験したいとか

ピラティスを体験したいとか
思ったら

それなりに探すと見つかるでしょう?

もちろん、先生により、お教室により
微妙に違うとはいえ、
すぐに行きつくことができますね。

 

活元運動を体験しようという場合
そこにたどり着くことがたいへん

また、指導できる人も限られています。

最近では、
動画でいろいろなものが発信されていますが

活元運動は見るものではなく
するものなので

参加せずに見ると、却って
余計な先入観が入って
自分がするときの妨げになることがあります。

(あきよさんだって、
最初の時、薄目を開いて
他の人のを見たんでしょう?と
言われそうですが
参加しながら見るのと、
参加しないで見るのでは違います。)

 

さてさて、ハードルを上げるようなことばかり
言ってしまいましたが
この度、体験、習得のチャンスがあります。

以下、そのご案内になりますが、、、、

 

・・・・・・

この秋~冬
本当に稀なるご縁で
すばらしい先生に
活元運動を指導をしていただくことが
できる運びとなりました。

「整体的子育て」の著書で知られる
整体ボディーワーカー・山上亮先生です。

 

一回だけではなく
10月と12月の2回。
午後じっくり時間をかけて
行ないます。

山上亮先生の
人をほっとさせてくれる雰囲気の中で
活元を身に着けることができるというのは
最高の環境です。

 

会場は「虹のへや」ですので
人数も一桁の少人数。
行き届いた指導が期待できます。

活元運動の会は、
その時の集まる人や場
指導者の影響も含めて
雰囲気が違います。

 

「へその緒の会」主催の
この活元運動の会は
参加した日だけでなく
自分で身に着けるためのフォロー付きです。
1回目と2回目間の35日間の質問自由です。
2回目終了後もフォローアップいたします。
(1回目~2回目までの35日間、質問随時受付ます。)

今年のこの機会は
「未来のママの連続レッスン」の
一環として行っています。

 

ただ、どうしても
この【活元運動】だけを受講したい
という方も少数ですが、受付けています。

このような機会は
今回だけかもしれません。

(ぜひ次もある事を、願うのですが)
山上亮先生、今年、武道雑誌「秘伝」に載って以来
いろいろなところから
お声がかかって加速度的に忙しくなっています。
ですから、来年も絶対にということは言えません。

 

山上亮先生の活元指導の
具体的な日程は
10月27日(土)と12月1日(土)の午後です。
一回ごとに3時間かけます。

またとないこの機会に

活元運動を身に着けて、いつでもどこでも
リラックスしようと思えば
スッとリラックスできる

からだ本来の持ってる能力を最大限に発揮できる
そんなからだを目指してみませんか?

一度、身に着けてしまえば、
必要な時、いつでも使えます。

お申込みや詳細はコチラから

 

浅井あきよ・記