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りすさんの知恵に学ぶ:日常~非日常

2021年03月12日

3月11日は
あの東日本大震災から
10年の日でしたね。

 

この機会に身近な防災のこと
考えよう
非常時に向け準備しよう
と言われても

 

いつ来るか分からない

 

最悪の事態なんて
「考えたくない」という気持
誰にもありますね。

 

いつか「やらなきゃ」という
思いはどこかにあるが

「いつか」のまま、
になってしまいそうですね。

そんな中
とっても軽やかなエッセイ風の
防災の本を紹介します。

 

「りすの四季だより」
あんどうりす著

 

一見この本が防災の本だとはわからない。

著者の あんどう りすの名前の肩書きに

「アウトドア防災ガイド」
とあるのも

見逃してしまいそうな小ささ。

 

そう、アウトドアの視点と
子育て中の生活者の視点で
書かれている
まさに防災エッセイ本なのです。

軽く読めて、
読むと、
そうか!
これ、私もやってみようって

なんだか楽しい気持ちで
それぞれに、したいことが見つかる

そんな不思議な本なんですよ。

 

「四季だより」とあるだけに
4つの章は春夏秋冬に分かれていて

「春・新しい出会いの季節に」はこんな風に始まります。

【重い荷物を軽く感じさせるコツは 二宮金次郎!?
荷物を軽くするリュックの選び方】

 

え、なんで二宮金次郎??

 

「リュックの選び方」というから
どこメーカーの◯◯というのがいい
というのを書いてあるのかと思うと
そうではなくて、

どうしたらリュックが軽く感じられるのか
という大原則が2つ書いてあります。

 

答えは、、、と、思わず書きそうになったけど、
やめておきましょう。
まずは「?」とちょっと考えてみてね。

 

「答え合わせ」をしたい人は

ぜひ、読んでみてください。

なぜこの話が「春」に入っているかというと
 

春は新学期・新学年
カバンを新しくすることが多い時期だから。

というように、
 

夏は
「太陽の季節を楽しむために」として

「レインウエアの選び方」
「おしゃれで災害時にも役立つ長靴の選び方」
が書いてあったりします。

という具合で

 

アウトドアが大好きな人は必見だし

アウトドア派ではないという人も

 

へぇ、
そうかっ!と
普段の生活に使える知恵が満載!

 

防災を「非常時」と思っていると
なんか腰が重くなるし
できれば「考えたくない事」になるけど

日常で便利につかえて

非常時にも役立つことなら

すぐに取り入れたくなってしまう!

 

それが

「やらなければ」が
「やってみたい」に
変わった!

という、
この本の帯のことばなのね、
と納得したのでした。

もういっぺん題名をご紹介

==========
「りすの四季だより」
あんどうりす著
==========

 

 

浅井あきよ・記